バックエンジェルさんを知っていますか?彼は世界中で活躍するトランスジェンダーのアクティビストです。イギリス、アメリカなどの有名大学でスピーチ活動を行いながら、彼のユニークな存在をドキュメントしたドキュメンタリー映像の上演などをはじめ、様々なフィールドで革新的な活動を続ける愛に溢れたトランス男性です。彼は自分のことをTranpa(GrandPa/おじいちゃんに掛けて、トランスのGrandPaというような意味合い)と呼びながら、世界中のトランスジェンダーやセクシュアルマイノリティ、またいじめや犯罪に巻き込まれた若者やその他本当に多くの人々に愛されている稀有な人物です。
ぼく松橋道は、彼と友人になることが出来ました。ぼく自身、過去に港区・スパイラルホールでの東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(現・レインボー・リール東京)で上映された彼の最初のドキュメンタリー映画で、どれだけ命と魂を救われた気持ちになったか、書き尽くすことが出来ません。
日本では、トランスジェンダーの概念がまだまだ浸透しておらず、ここ数年の「LGBTブーム」の影で、トランスジェンダーであることは「性同一性障害という疾病」だとして、人々に広がっていってしまいました。一部の日本のトランスジェンダー活動家らが、トランスジェンダーの非病理化を掲げ、また人権を訴えながら活動を重ねています。しかし教育現場の舵を取る文科省が配布する教育指導要綱には、性同一性障害という言葉が溢れ、それを元に教育現場にあたる教員らも、トランスジェンダーであることは病気だとして認識せざるを得ない環境が広がっています。
一方で、性同一性障害と診断を受けたトランスジェンダーたちが、安全かつ医療保険を適用した自己負担で、日本国内で性別再指定手術やホルモン治療を受けられるよう、病理化は必要であると訴える活動家も多く存在しています。
こうした各議論の渦巻く日本で、元ファッションモデル女性にして、現在女性外性器を保持したまま屈強な肉体を作り上げ、トランス男性としてポルノスターという肩書をも持ちつつ、世界を飛び回りトランスジェンダーの人権とセルフエスティームの奪回を目指す彼の存在が、どんな波紋と影響を巻き起こすのか?!
日本のそして世界の、性教育と性のあり方の多様性への真の理解をエピデミックに広げる活動をしている彼を、ぼくは日本に呼びたいのです。
それは彼と、ぼくと、そしてここ日本にいる声を持たないトランスジェンダーをはじめ、多くのセクシュアルマイノリティと社会的マイノリティ、ひいては様々な生きづらさを抱える人たちのために、実現したいダイス妙高の使命です。
彼のインタビュー記事や最新の活動情報、来日情報など、随時フェイスブックページにて更新しています。フェイスブックにアカウントをお持ちでない方も、インターネットがあればどこでも閲覧可能です。https://www.facebook.com/BuckAngelJapanProject/?ref=page_internal
また、ダイス妙高では、バックエンジェル日本招聘プロジェクトの実現のため、あらゆる分野でサポーター、ボランティア、人脈を探しています。
どうぞお気軽に、コンタクトページからお申し出ください。
現在、このプロジェクト実現のために、ダイス妙高では皆様のご寄付を募っています。
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また、クラウドファンディングについての詳しい情報や知識も必要です。どしどし、メールをお寄せください!!
こんな大学教授を知っている、いやいやわたしがその教授だ、是非うちの大学に来てほしい、こっちの映画祭で喋って欲しい、上映してほしい、などなど、ドンドンお寄せください。
松橋が、一生懸命、働きます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。